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朝鮮戦争 10万以上の民間人虐殺 AP通信

南朝鮮軍、米軍は黙認 新資料も発見

 朝鮮戦争(1950〜53年)当時、南朝鮮軍と警察が米軍のひ護、黙認のもとに集団的な民間人虐殺を行った事実が確認された。

 5日、米国のAP通信が米国国立公文書館などで機密解除された資料の調査に基づいてこうした事実を明らかにした。

 それによると、朝鮮戦争のぼっ発からわずか数週間の間に南朝鮮軍と警察は、起訴、裁判のような初歩的な法的手続きもなしに延べ10万人以上に達する南朝鮮民間人を無差別に虐殺した。

 当時、米軍はこうした集団虐殺の現場を「参観」し、写真を撮って上部に報告した。1950年7月初め、ある米空軍情報将校が京畿道水原で1800余人を集団的に虐殺する現場を撮影した写真が現在、米国国立公文書館に保管されているという。

 朝鮮戦争に従軍した米国の元軍人はAP通信との電話インタビューで「当時、別名『七面鳥射撃場』という場所に行ってみようという上官の提案を受けたが自分はこれを断った。しかし、他の将校たちはその場に行き、その後半世紀以上も秘密にされた人間殺りくの無残な場面を写真に残した」と証言した。

 AP通信は各種文書をすべて調査したが、当時米極東軍司令官であったマッカーサーが南朝鮮での民間人大量殺りくを中止させるための措置を講じたという証拠はどこからも見つけられなかったと明らかにした。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2008.7.11]