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金剛山観光客死亡事故 北側、南側に謝罪要求

 名勝地総合開発指導局スポークスマンは12日、金剛山を訪れていた南朝鮮観光客が、北側の軍人の銃に撃たれて死亡する事故が起きたのと関連し、次のような談話を発表した。

 金剛山を訪れていた南朝鮮観光客が11日午前4時50分頃、わが方軍人の銃に撃たれて死亡する事故が起きた。

 われわれはこれを遺憾に思う。

 事故の経緯について言えば、南朝鮮観光客が観光区域を越えて不法にフェンス外側のわが方軍事統制区域内にまで入ったことにその原因がある。

 特に、南朝鮮観光客は明け方に、明白に表示された境界のフェンスを越えて履物をぬらしながら一人でわが軍事統制区域の深くまで侵犯した。

 わが軍人が軍事統制区域を侵犯した彼女を発見して静止するよう求めたにもかかわらず、彼女はそれに応じずに逃げ出した。空砲まで撃って重ねて静止するよう求めたが、引き続き逃げたので射撃せざるを得なかった。

 今回の事故の責任は全的に南側にある。

 南側は、これについて然るべき責任を負うべきであり、わが方に明白に謝罪し、再発防止対策を講じるべきである。

 にもかかわらず、南側当局が一方的に金剛山観光を暫定的に中断させたのは、われわれに対する挑戦である。

 これは、われわれに対する耐えがたい冒とくであり、われわれは南側が今回の事件について正しく謝罪し、再発防止対策を講じる時まで南側観光客を受け入れない措置を講じるであろう。

 事故の経緯が明白であるばかりか、既に事故発生の際、現代側の関係者らとともに現場確認を行った状況で、南側が調査のためにわが方の地域に入ることについては許容できない。

[朝鮮新報 2008.7.16]