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ソウルなど各地で 米国産牛肉反対デモ続く

スクラムを組んで進むデモ隊(19日、ソウル) [写真=統一ニュース]

 狂牛病の危険性が指摘されている米国産牛肉輸入に反対するキャンドル集会とデモが南朝鮮の各地で続いている。

 19日にはソウル市内中心部の清渓広場で米国産牛肉輸入の全面再協議を求めるキャンドル文化祭が開かれた。狂牛病米国産牛肉輸入反対汎国民対策会議が主催した集会には、各階層の市民が多数参加した。

 集会終了後、参加者らは街頭デモを繰り広げた。デモの参加者は主催者側発表で約1万人にのぼった。

 突然の豪雨にもかかわらず、参加者らは翌日明け方まで警察の包囲網を避けながら市内の各所でゲリラ的なデモ行進を行った。

 デモ隊は、「独裁打倒」「李明博退陣」「ハンナラ党解体」などのスローガンを叫んだ。

 一方、同時刻には李明博弾劾闘争連帯などの市民団体メンバーらが日本の独島領有権主張に反対する集会を開いた。

国連に陳情も

 連合ニュースによると、参与連帯や民主社会をめざす弁護士の集いなど24の人権・市民団体が14日、ソウルで記者会見を行い、「過去のキャンドル集会で無差別的な強制連行や拘束、インターネット上での表現抑圧といった人権侵害があった」とし、国連に特別陳情する計画を明らかにした。

 国連が特別陳情を受けつけた場合には、国連傘下の特別報告官が当該国政府に問い合わせをしたり答弁を求めることになる。問題が深刻だと判断されれば当該国を訪問して調査した後に声明を発表する。

 人権・市民団体は警察の鎮圧場面を収めた映像と写真、人権侵害事例などを記した報告書を同日中に国連に送る予定だという。

[朝鮮新報 2008.7.25]