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〈論調〉 「浮島丸」事件 謝罪と賠償を

 日帝は1945年8月24日、旧日本海軍輸送船「浮島丸」を京都府舞鶴港の沖合いで故意に爆破させ、数千人の罪のない朝鮮人を水葬する絶対に許されない大虐殺蛮行を働いた。

 日帝は、解放された祖国に帰ろうとする彼らまで殺したことにより、「大東亜共栄圏」の野望を実現できなかった敗北の仕返しとともに、自分らが犯したあらゆる犯罪的行為を永遠に葬り去ろうとする悪だくみのもとにこのような蛮行を働いたのである。

 日本政府は、この事件の犯罪的内幕を永遠の秘密にするため、船の沈没によって亡くなった人々の住所、氏名を確認しようともせず、はては正確な死亡者の数も明らかにしなかった。

 これによって日本は、朝鮮人被害実態を極力わい小化して被害者とその遺族に対する加害者としての謝罪と賠償の義務を回避し、この事件に対する責任をうやむやにしようとした。

 日本政府は、こんにちまでも「浮島丸」事件問題を正しく解決せず、その責任を必死に回避している。「浮島丸」事件は徹頭徹尾、日本政府の朝鮮人虐殺計画に従って執行された故意の集団殺人犯罪事件であり、日本は当然、その責任を認めて被害者の遺族に謝罪、賠償すべきである。(8月23日発朝鮮中央通信)

[朝鮮新報 2008.8.29]