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ラオス首相、朝鮮を親善訪問

金英逸総理の招請、協力関係発展に関する意見交換

 【平壌発=文・金志永、写真・文光善記者】金英逸総理の招請により、ラオスのブアソン・ブパワン首相が8月30日〜9月2日、朝鮮を訪問した(写真)。

 最高人民会議常任委員会の金永南委員長は1日、万寿台議事堂で表敬訪問したブアソン首相と談話を交わした。

 金永南委員長は、朝鮮とラオス間の親善関係が金正日総書記とチュンマリー・サイニャソーン主席の関心の中で良好に発展していることに言及した。そして、両国の親善協調関係を発展させることは朝鮮労働党と政府、人民の確固たる立場だと強調した。

 ブアソン首相は、伝統的な両国の親善関係を拡大し、発展させるために積極的に努力していくと表明した。また、ラオスは金日成主席が提示した朝鮮の自主的平和統一に向けた方針を支持しており、金正日総書記の指導によって朝鮮人民が強盛大国を建設することを確信していると述べた。

 一行が到着した8月30日、金英逸総理とブアソン首相との会談が万寿台議事堂で行われた。

 会談で双方は、両国間の親善・協力関係をいっそう発展させることと共通の関心事となる問題について意見を交換した。

 会談は親善的な雰囲気のなかで行われた。

 また同日、両政府間の経済、貿易、科学・技術協力共同委員会創設に関する協定が万寿台議事堂で調印された。同日、朝鮮政府は、ブアソン首相のために、万寿台議事堂で宴会を催した。

 一行は訪朝中、大城山革命烈士陵に花輪を献じた。また、大マスゲーム・芸術公演「アリラン」を観覧、チュチェ思想塔、西海閘門、3大革命展示館、万寿台創作社、平壌地下鉄、平壌326電線工場も参観した。

 今回のブアソン首相の訪朝には、チュアン・ソムブーンカン首相府相兼官房長官、シタヘン・ラッタサポーン農林相、ポンサワット・ブッパ外務次官、ブンタウィ・シスパントン国家計画・投資委員会副委員長、ケンマニ・ポンセナー商工次官、その他の随行員が同行した。

 【注】近年、朝鮮とラオスは先代の指導者らによって結ばれた伝統的な親善協力関係を変わらず強固発展させるための努力を傾けている。

 昨年11月、金英逸総理はラオスを公式親善訪問。朝鮮政府とラオス政府間に2008−2010年度文化交流計画書が調印された。

 また、今年6月には姜能洙文化相を団長とする朝鮮民主主義人民共和国公報委員会代表団がラオスを訪問、朝鮮公報委員会とラオス公報および文化省間の共同公報委員会構成に関する合意書が調印された。同月、朱相成人民保安相を団長とする人民保安省代表団もラオスを訪問した。

 一方、ラオスの政府高官らは朝鮮政府の路線と政策を支持する立場を積極的に表明している。

 ブアソン首相は朝鮮の核抑止力は小国に信念を与える力の源に、社会主義を強固に守るための強力な手段に、小国が発言権を高められる武器になり、朝鮮が収めている成果は社会主義を目指す国々の人民を大きく鼓舞していると述べている。

[朝鮮新報 2008.9.3]