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国家テロ行為の根絶を 国連総会で朝鮮代表が主張

 8日に行われた第63回国連総会第6委員会に参加した朝鮮代表は、案件「国際テロの除去措置」討議の際、「テロとのたたかい」と関連した見解を明らかにした。

 代表は演説で、国家テロ行為を至急根絶することに特別な注目を払うべきであり、米軍によるアフガニスタン、イラクへの侵攻と、いまだにこれらの国で続く「対テロ戦」は国家の軍隊によるテロ行為の典型になると述べた。

 代表は、国際社会が国家の軍隊によるテロ行為の危険性にいっそう警戒を強め、すべての対テロ活動が国連を中心に、国連憲章の目的と原則に合致し、国際法を尊重する方向で行われるようにすべきであると強調した。

 また、いかなる場合にも「テロとのたたかい」が一部の特定国家の政治・経済的目的の追求のために悪用されるのを許してはならないと述べた。

 さらに、テロを根絶するには、相互尊重と平等、親善と協力の公正な国際関係を樹立する一方、社会的な不平等と貧困の除去に優先的な力を入れるべきであると指摘した。

 そして、朝鮮政府は自主、平和、親善の対外政策理念からあらゆる形態のテロ行為とそれに対するいかなる形態の支援にも断固反対する立場を一貫して堅持しており、今後もあらゆる形態のテロを根絶させ、平和で安定した繁栄する世界を建設するため国連加盟国としての責任と義務を果たすであろうと強調した。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2008.10.22]