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国連総会で朝鮮代表 「慰安婦」問題の解決を要求

 14日に行われた第63回国連総会第3委員会会議で演説した朝鮮代表は、日本が第2次世界大戦後、半世紀以上経ったこんにちまでも、過去の犯罪を誠実に謝罪、賠償している時代の流れを直視し、「慰安婦」問題を速やかに解決するよう求めた。

 朝鮮代表は、日本が朝鮮占領時に20万人の朝鮮女性に強要した日本軍「慰安婦」制度は反人倫的犯罪であり、必ず決算されるべき重大な人権問題だとしながら、「世界史のどのページにも、軍隊が10代の幼い少女を戦場に引き連れて性奴隷の生活を強要した前例を記録したものはない」と指摘した。

 そのうえで、「日本当局は『慰安婦』犯罪に対する国家的責任を認めず、被害者に対する誠実な謝罪と賠償も全面拒否」していると述べ、「明白な犯罪を否定することはより大きな犯罪であり、今後もこのような犯罪を繰り返すというのと同じ」だと非難した。

南朝鮮で決議案通過

一方、南朝鮮国会本会議で27日、日本軍「慰安婦」被害者に対する日本政府の公式の謝罪と賠償を求める決議案が通過した。

 決議案は、「1930年代から第2次世界大戦におよぶ期間に、アジア太平洋地域の女性を日本軍の性奴隷としたことに対して日本政府が被害者らに公式に謝罪すること」を求めた。

 また、日本政府が反人権的犯罪行為に対して日本国内の教科書に真実を反映し、被害者らに対する賠償と日本議会での関連法制定を進めるよう求めた。

[朝鮮新報 2008.10.29]