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〈論調〉 北側の立場は「宣言の履行」

 李明博大統領は全民族が糾弾する同族対決の「対北政策」を変える代わりに引き続き固執して「待つのも戦略」であると公言した。11月中旬、一部の言論社論説室長らとの「懇談会」でこのような妄言を並べ立てて物議をかもした李大統領は、最近の米国行脚期間にさらに進んで「北が姿勢を変えるのを待っている」と言った。これは、北南関係を破たんさせた罪悪を覆い隠し、その責任を他人に転嫁して反北対決雰囲気を鼓吹しようとする挑戦的な妄言である。

 6.15共同宣言とその実践綱領である10.4宣言を徹底的に履行して自主統一、平和・繁栄の新しい時代を開こうとするのが北南関係問題、祖国統一問題に関するわが国の立場と姿勢である。民族の志向と念願を反映したこの原則的な立場と姿勢を今後も変えられないというのは疑う余地もない。これらの事実が示すように、今後、北南関係が改善されるか、より悪化するかというのは、李大統領が「対北政策」を改めるかどうかにかかっている。言い換えれば、北南関係問題を解決するために改めなければならないのは李大統領の同族対決姿勢である。

 李大統領が今のように同族対決姿勢を捨てず、引き続き反民族的かつ反統一的な「対北政策」を推進しようとすれば、全民族が許さないであろう。(民主朝鮮11月27日付論評)

[朝鮮新報 2008.12.5]