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京都婦人会議発足35周年記念行事 日朝友好親善にまい進

 「日朝友好促進京都婦人会議」発足35周年記念日朝京都・女たちの集いが11月29日、京都大学時計台記念館で行われ、日本の市民や女性同盟京都のメンバーら80余人が参加した。

 「お勝手口からこんにちは」を合言葉に、1973年12月14日に発足した同会議は、数度にわたる訪朝、朝鮮代表団との京都での交流、水害など自然災害に関連した朝鮮人民への支援活動など、朝鮮との交流を深める一方、朝鮮の歴史に関する勉強会や朝鮮文化を訪ねる会なども運営してきた。

オッケチュムを踊りながら、楽しいひとときを過ごす参加者たち

 また、民族学校出身者の大学受験資格獲得や、自治体に対する助成金増額要請をはじめとする京都、滋賀の朝鮮学校に対する実践的な支援活動を行っているほか、在日同胞高齢者への支援活動、朝鮮に対する日本の経済「制裁」により、祖国への往来もままならずに苦しむ在日同胞を勇気づける「制裁」反対要請活動など、35年間一貫して朝鮮と日本の友好親善、在日朝鮮人の権利や社会的地位の向上のための運動などを活発に展開してきた。

 この日、集いの1部では同会議顧問の上田正昭・京都大学名誉教授が「古代の朝鮮とキトラ古墳・高松塚古墳」と題して記念講演を行った。

 上田名誉教授は、1972年、日本の古代史研究に大きな影響を与えた高松塚古墳での四神図などの発見により、高句麗からの影響を垣間見ることができるという歴史的意義について触れながら、これを機に北南朝鮮、中国、モンゴル、日本の歴史家たちによる「アジア史学会」が設立され、現在も運営されていると述べながら、日朝交流の意味と重要性について強調した。

 また、現在京都では総聯と民団、市が「メアリ」を通じてさまざまな文化行事を共同で運営していると述べながら、国家間の交流以上に民間レベルでの交流の大切さを説いた。

 2部の祝賀宴では、女性同盟京都のシルバーコーラスグループ「コップニ」による合唱「祖国への道」を披露したのに続き、総聯京都府本部の金学福委員長があいさつした。

 また、同会議顧問である清水寺の森清範貫主のメッセージが紹介され参加者たちがスピーチした。

 集いでは、京都朝鮮歌舞団による公演が行われ、最後は朝鮮民謡のリズムに合わせて在日同胞と日本人が一緒にオッケチュムを踊りながら、今後も友好親善を深めていくことを誓い合った。【女性同盟京都】

[朝鮮新報 2008.12.15]