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同胞社会に役立つ人材に

呉美耶さん 朝大短期学部2年

 保育園から高校まで日本学校に通っていた。

 中3の時、朝青支部の先輩に誘われてサマースクールに参加したのがきっかけで、朝青活動に関心を持ち始めた。それまでは通名を使い、「日本人として生きてきた」が、高2からは本格的に大阪学生会での活動を始め、高3の時には学生会会長まで務めた。

 学生会活動をするうちに、朝鮮人としての自分をもっと磨きたいと思い、朝鮮大学校短期学部への入学を決意した。

 昨年11月24、25の両日、朝大で行われた「在日朝鮮学生学術文化フェスティバル2007」で、自身の経験をもとに若い世代の通名利用の状況と民族性自覚に関する論文で論文賞を受賞した。「これまで支え励ましてくれたみんなでとったもの。卒業まで残りわずかだが、同胞社会の役に立つ人材になれるようがんばりたい」と決意を新たにする。(松)

[朝鮮新報 2008.1.15]