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25日、東京でリサイタル

黄基烈さん 金剛山歌劇団のバリトン歌手

 25日、東京・杉並のセシオン杉並ホールで二度目のリサイタルを開く。金剛山歌劇団のバリトン歌手として活動して38年目。人を優しく包み込む柔らかな美声が好まれている。

 公演では、「船窓」「旅人の哀しみ」「番外酒場」など、「1世たちがよく知る」啓蒙期の歌謡を歌う予定。朝鮮では19世紀末から20世紀はじめにかけて「啓蒙歌謡(唱歌)」が幅広く歌われた。近年、朝鮮では祖国統一に向けて「一つだった時代」の曲がリバイバルされ、CD化もされているという。他にも朝鮮劇映画の主題歌や「子どもたちよ、これがウリハッキョだ」などを披露する。

 「今まで幸せな活動をしてこられたのも、同胞と組織、祖国があってのこと。すべての人々に感謝の気持ちを込めて歌いたい」と静かに語った。(問い合わせ=TEL 042・341・6411)(潤)

[朝鮮新報 2008.1.15]