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新春講演会「檀君と朱蒙の時代を考える」

多数の歴史ファンが詰めかける

 新春講演会「檀君と朱蒙の時代を考える」が1月26日、中央大学コリア同窓会の主催で東京・御茶ノ水の中央大学駿河台記念館で行われ、約150人の歴史ファンが参加した(写真)。

 まず、宋斗満・同コリア同窓会顧問があいさつしたあと、中沢俊子・結書房顧問が、1000年もの間、東アジアの覇者として一大強国を築いた高句麗、そして日本とも遣渤海使などを通じて深い交流を築いた渤海などについて講演した。

 中沢さんは、南のドラマ「朱蒙」や「太王四神記」などを通じて、日本でも朝鮮半島の歴史の知識が深まったとして、「隣国の歴史について深く学ぶことが、東アジアの平和と友好にも貢献することにつながる。もちろんドラマには史実とあわない部分もあるようだが、世界遺産となった高句麗壁画古墳に見られるように、先進的な文化を誇った高句麗時代に関心を寄せ、豪華絢爛たる服装史や日本の古代史に大きな影響を残した高句麗の足跡についても考える機会にしたい」と述べた。

 また、「朝鮮古代の民族と国家の起源」と題して、李成市・早稲田大学教授が講演した。

[朝鮮新報 2008.1.30]