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音楽で「民族性」育てる

趙ソンイさん 07年度東日本教育研究集会「模範教授者」

 1月26日、東京都北区の東京朝鮮中高級学校で開かれた「07年度教育研究集会東日本地域集会」で「模範教授者」に選ばれた。

 母校の東北朝鮮初中高級学校で、全校生徒60人の音楽の授業を1人で受け持っている。

 集会では、「チャンダン(朝鮮固有のリズム)の抑揚を感じて表現するためのチャンダン導入方法」について論文を発表した。

 「音楽教員が1人という事情もあって、茨城や福島、北海道の先生たちとも連絡を取りながら、工夫する毎日。今、民族教育で最も重要視されているのは、子どもたちの民族性を育てること。音楽は、情操を育てると同時に、民族性を培う重要な役割を果たしている」

 教員生活12年目。受賞を素直に喜びながら、「これに満足せず、これからも日々研さんを積んでいきたい」と、笑顔で語った。(潤)

[朝鮮新報 2008.2.4]