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朝鮮刺繍の新境地開拓

ホン・ミョンスンさん 手芸家

 表裏に色と形の相反した二つの絵を同時に表現する「両面異色異形態刺繍」という新しい刺繍技法を開発した。以前にも表と裏にそれぞれ異なる色を表現する技法はあったが、形まで違うものはなかったという。

 現在、朝鮮手芸センターで働く。幼いときから美術に並外れた関心を持っていた。平壌学生少年宮殿で専門教育を受けるうちに手芸家になる希望を抱くようになり、平壌美術大学と平壌工芸日用専門学校の通信教育を通じて猛勉強した。

 今回、ホンさんは奇抜な着想で、表面に跳ね遊ぶ2匹の子犬を、裏面には眠る3匹の子犬を描いた刺繍作品を発表した。

 「両面異色異形態刺繍技法」は昨年10月、国家発明として正式に登録された。今後も新しい技法を開発して、「手芸分野の発展に寄与していきたい」そうだ。(平壌支局)

[朝鮮新報 2008.2.12]