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北、南、海外が作る文学誌創刊

瀋陽で発行記念行事

 北と南、海外の文学者らが共同で編集、刊行する初の雑誌「統一文学」の創刊記念行事が11日、中国・瀋陽で行われた。連合ニュースが伝えた。

 同誌は2006年に金剛山で結成された「6.15民族文学人協会」の機関誌として年2回発行される。

 創刊号には、北側からチャン・ギソン氏の「われわれの先生」、リ・ピョン氏の「高麗の朝」などの作品が、南側からリ・チョンジュン氏の「視線」やパン・ヒョンソク氏の「存在の形式」をはじめとする小説作品が収録された。また、呉映在、趙基天、高銀氏ら詩人の作品も収録された。

 記念行事には北と南、海外の文学者十数人が出席した。朝鮮作家同盟のチャン・ヘミョン副委員長は記念行事のあいさつで、「『統一文学』は単なる文学雑誌ではなく、北と南、海外の文学者が真心と誠意を持って編集した雑誌であり、今後、広く普及していくだろう」と述べた。韓国文学人協会の申世薫前理事長も、「南北の民間レベルでは作家が一番初めに交流を行った。統一団体を結成した後、このような共同編集の雑誌まで発刊したことは、とても喜ばしいこと」だと話した。

 創刊号は北側で印刷。そのうちの2000部は今月下旬、開城を経由して陸路で南側に運ばれる予定。

[朝鮮新報 2008.2.13]