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2.16慶祝 在日朝鮮人芸術団が公演

「総連守り抜く決意こめる」

好評を博した在日朝鮮人芸術団の公演 [朝鮮中央通信=朝鮮通信]

 金正日総書記の生誕記念日に際して、2.16慶祝在日朝鮮人芸術団(金剛山歌劇団)のアンサンブル公演「最後まで守ろう、われらの総連」が13日、平壌大劇場で行われた。

 総連中央の南昇祐副議長を団長とする在日本朝鮮人祝賀団と祖国訪問中の海外同胞、各界層の平壌市民が公演を観覧した。

 公演は、日本の反動勢力の弾圧が悪らつさを増す中でも金日成主席の遺産である総連を最後まで守り抜く総連活動家と在日同胞の決心を表現した。

 混声重唱「祈りの一心」で幕を上げたこの日の舞台には、独舞「長鼓の舞い」、チャンセナプ独奏「わが誇り、限りない」、総連歌謡メドレー「明日のために駆けて行こう」、男声独唱「誰が私に教えたのか」、重唱「2012年に向けて」など、13の演目が上がった。

 公演を観覧した平壌市大同江区域在住のリ・イルミさん(58)は、「感動的な舞台だった。総連が祖国と息づかいをともにし、力強く活動している姿が胸に迫った」と、感想を語った。

 在日朝鮮人芸術団は13、14の両日にわたって単独公演を行った。16、17日には在米、在中朝鮮人芸術団とともに海外同胞芸術団の交歓公演に出演した。 

同胞のたたかいテーマに

 金剛山歌劇団の公演は平壌市民の絶賛をうけた。

 李龍秀団長は公演が好評を博した理由について、「日本の反動勢力による弾圧が激しさを増す中でも総連を守り、愛族愛国の道を変わらずに進む在日同胞の精神世界や暮らしをあるがまま作品にこめたから」だと話す。

 出演した団員は11人。1月末に平壌入りした後、公演当日まで練習に励んだ。今年の公演のタイトルは、「最後まで守ろう、われらの総連」。信念にあふれた在日同胞のたたかう姿を表現したという。

 日本当局は朝鮮半島情勢の進展に逆行するように反朝鮮、反総連政策を強行している。総連中央本部会館に対する強制競売策動などの弾圧が続けざまに起こった。

 李団長は、東北アジア情勢が大きな転換期にある現在、日本当局も今までのような強硬路線に固執することはできないと話す。祖国の人びとが歌劇団の舞台を絶賛する姿を見て、「われわれの活動は正しいという信念をいっそう強くした」そうだ。

 「昨年、『黎明』をテーマに日本全国の同胞を訪ねて巡回公演を行った。この経験を生かして、今後も芸術を通じて総連を守るたたかいを続けていきたい」

 李団長は、時代の要請に応える作品を今後も世に出していきたいと決意を語った。今年は、建国60周年の記念日に向かって進む祖国の雰囲気や強盛大国建設の未来像を反映した作品、総連の活動家や同胞を総連第21回全体大会方針の貫徹へと奮い立たせる作品を作るのが目標だという。(平壌支局)

[朝鮮新報 2008.2.20]