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世界最初の三角法計算機

 朝鮮で1850年代初に、球面三角法の公式を解く複雑な計算を速く、容易に行うことのできる計算機である「量度儀」が発明された。「量度儀」は、球面三角形の2辺とその辺の間の角の大きさが解っているときに、残りの辺の長さを求める三角形の計算を自動的にできるようにする器具である。

 世界最初の「量度儀」は、数学者であり、天文学者であった南秉吉(1820−1869)が制作した。

 彼は当時、広く知られていた「九章算術」の内容を解説した書「九章術解」と「量度儀」の原理と構造を図解した「量度儀図説」をはじめ「時憲紀要」「星鏡」「推歩捷例」「算学正義」などの著書を執筆した。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2008.2.22]