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朝鮮側、公演の意義強調

「朝米文化交流の第一歩」

 米ウォールストリート・ジャーナル2月26日付が伝えたところによると、朝鮮の康能洙文化相は米国側の正式な招請があれば、朝鮮の交響楽団の答礼公演も可能だと明らかにした。

 康文化相は、東平壌大劇場でのニューヨーク・フィル公演終了後に行われた同紙とのインタビューでこのような立場を表明した。また同フィルの平壌訪問について、「われわれにとって(よりよい両国関係構築のための)意味のある前兆がもたらされた」と高く評価した。

 一方、朝鮮芸術交流協会の宋錫煥会長(文化省次官)は公演前日の25日夕、人民文化宮殿で催された歓迎宴会のあいさつで、同フィルの平壌訪問が朝米文化交流発展のきっかけとなることを希望した。

 宋会長は、「ニューヨーク・フィルは歴史が古く、さまざまなジャンルの音楽を演奏することで知られている」と指摘し、「今回の訪問を機に朝鮮と米国の人びととの文化交流が大きな一歩を踏み出すよう願っている」と述べた。

 朝鮮側は司会者の発言を通じて、ニューヨーク・フィルの平壌公演を朝米両国の芸術交流の「第一歩」と表現するなど、同公演に大きな意義を付与した。

[朝鮮新報 2008.2.29]