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海外同胞も公演を鑑賞 「和解と平和の新世界願う」

 祖国を訪問中の在日同胞をはじめとする海外同胞も、ニューヨーク・フィルの公演を東平壌大劇場で鑑賞した。

 在日本朝鮮青年同盟(朝青)中央常任委員会の金チャドル副委員長は、「『アリラン』の演奏が一番よかった。分断の元凶である米国のオーケストラが平壌で『アリラン』を演奏したことは感慨深い。公演で感じた、変化する時代の躍動感を日本にいる同胞青年に伝えたい」と話した。

 学友書房に勤める羅明欽さんも、「朝鮮を訪問したニューヨーク・フィルの団員は朝鮮に魅惑されたと思う。朝鮮半島情勢が進展し統一が近づいているという信念を胸に、今後も仕事に励みたい」と語った。

 「ニューヨーク・フィルは交響曲『新世界より』を演奏したが、われわれの願う新世界は和解と平和、統一だ」

 在米同胞全国連合会のキム・ヒョンファン副会長はこのように感想を述べながら、「今日の公演を米国の人びとが見れば、朝鮮の人びとに対する誤った印象を改めるきっかけとなるはず。朝鮮が戦争を望んでいないことを米国は知らなければならない」と力を込めた。【平壌支局】

[朝鮮新報 2008.3.5]