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民族色あふれる土芸遺物品

 朝鮮中央歴史博物館(平壌)で、李朝時代の工芸遺物展示会(2月12日〜3月15日)が開催されている。

 会場には、民族的色彩が濃く、精巧な装飾技法が鮮やかな李朝時代の優れた遺物である陶芸、金属工芸、木工、華角工芸など80余点が展示されている。

 そのなかには、「白磁透彫竜文花菖蒲花瓶」「白磁四耳壷」「粉粧磁器鉄絵魚文鉢」「松鶴刺繍」をはじめ歴史的および工芸的に価値の高い遺物と特有の華角工芸品である「絵文華函」「華角刀」「華角糸巻き」「華角筆」もある。

 李朝時代にわが民族は、訓民正音と測雨器を製作したのをはじめ科学、技術、文化など各分野で文化的財宝を多く創造した。

 その種類を見ると、陶芸、木工、金属工芸、螺鈿および漆工芸、装飾工芸、わら工芸など多種多様である。高麗磁器は青磁で有名であり、李朝時代は白磁に代表される時代であると言えるほど工芸技術が進み、それは隣国の陶芸の発展にも大きな影響を及ぼした。

 朝鮮労働党の民族文化遺産保存政策によって往時の姿のままに保全されてきた工芸遺物は、勤労者と青少年学生に大きな民族的誇りと自負を抱かせている。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2008.3.5]