top_rogo.gif (16396 bytes)

NYフィル指揮者語る 「生涯最高の歓待受けた」

 ニューヨーク・フィルの音楽監督で常任指揮者のロリン・マゼール氏は今回の平壌訪問について、「朝鮮の人びとから期待をはるかに超える生涯最高の歓待を受けた」と述べた。2月27日、平壌から次の公演先であるソウルを訪れた際、報道陣に語った。

 マゼール氏は2泊3日の訪問を振り返って、「音楽という言葉で人が互いに歩み寄れることを見られたのは最高の経験だった」と語った。また、訪朝の目的について、「平和を願い音楽と文化の世界で相互理解を深められると信じる米国人がいることを表現しようとした」と答えた。

 アンコール曲の「アリラン」に多くの聴衆が涙した瞬間を振り返り、「われわれの誰もがその瞬間を忘れることはできないだろう」と述べ、「政治的なことではなく人間同士のふれ合いであり、両国関係の未来の可能性を示すもの」だと強調した。

 また、ガーシュウィンの「パリのアメリカ人」にちなんで、「いつか『平壌のアメリカ人』という曲ができるかもしれない」と話した時の雰囲気についても、「観客は非常に喜んでいるように見えた。音楽という言葉で友好の手が差し伸べられることを待っていたかのようだった」と話した。

[朝鮮新報 2008.3.7]