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埼玉女性同盟結成60周年記念沿革史 「함께(ともに)」

きめ細かい活動の足跡

 昨年、盛大に結成60周年記念事業を終えた女性同盟埼玉県本部の記念集。07年までの5年間の活動を、若いオモニたちのエッセイ、写真、ポスターなどをふんだんに活用してまとめたもの。

 ここには、同西部支部東松山分会の崔慧順さん(34)が昨年3月3日、「日本当局の不当な政治弾圧に反対する中央大会」に参加して朝鮮新報に寄せた感想や同中部支部の金陽順さん(40)が綴った「感謝の心で」、さらに埼玉朝鮮幼稚園と埼玉朝鮮初中級学校の歴代オモニ会会長のコメントなど盛りだくさんの内容が網羅されている。

 若い人たちの発想が編集の随所に生かされている。各世代にまたがる約70人の女性たちが「女性同盟と私」のテーマで短いコメントを発表しているのも、微笑ましい。

 例えば−

 「習字サークル、気軽な気持ちで始めて早10年…、いま最高師範8段資格をとるためがんばっています。やってよかった」(南部支部青木分会・李清=70代)

 「好きな民族楽器の太鼓が叩けるようになって幸せ。老化防止になります。いつまでも続けたい」(東部支部越谷分会・厳富子=60代)

 「オンマの笑顔は家庭の笑顔。埼玉ニョメンの笑いはウリ組織の笑い。埼玉ニョメンマンセー」(中部支部大宮東分会・金善恵=30代)…などさまざまな声が寄せられている。

 女性同盟埼玉県本部が歩んだこの5年の活動の幅広さ、同胞社会と密着した豊かな文化活動、生活や福祉、子どもの教育・くらしを支援するきめ細かい活動ぶりに頭が下がる。同胞らと手を携えた確かな仕事ぶりと女性たちの笑顔を満載。(問い合わせ=女性同盟埼玉県本部、TEL 048・822・5110)(粉)

[朝鮮新報 2008.3.14]