top_rogo.gif (16396 bytes)

「花を売る乙女」 中国公演 熱狂する観客、党・政府高官らも鑑賞

 15日、北京の国家大劇院で革命歌劇「花を売る乙女」の初公演が行われた。

 この公演を皮切りにピパダ歌劇団による革命歌劇「花を売る乙女」の2カ月にわたる中国巡回公演がスタートした。

 南朝鮮の連合ニュースによると、初公演の上演会場となった北京の国家大劇院を訪れた2300余人の観客らは、「花を売る乙女」を鑑賞し、熱狂したという。

 観客らは劇中、流れる主題歌を口ずさみ目頭を熱くし、章が終わるたび盛大な拍手を送った。

 とくに公演後、観客らはいっせいに立ちあがり、5分ほど拍手を送った。中には、オーケストラと合唱団員らのもとへ向かい手を握る観客もいた。

 公演では台詞を中国語に翻訳した字幕機が設置された。

 中国では1970年代、同名の映画や歌劇が上映され盛況を博している。

 公演を観覧した姜瑜・中国外交部スポークスマンは、「小学校のころに見た映画が忘れられずに訪れた」としながら、「今回の文化交流を通じて中朝友好関係がさらに発展することを望む」と述べた。

 報道によると、中国公演にはピパダ歌劇団に所属する俳優と管弦楽団、合唱団など180余人が参加した。

 公演は、15〜19日の北京公演に続き、天津、深圳、武漢、東莞、上海、寧波、杭州、無錫、南京、済南、青島などの12都市で計40回にわたって行われる予定だ。

 ピパダ歌劇団のチュ・ヨンイル副団長は13日、北京で行われた記者会見で「中国人の服には小さなポケットがいくつかあるというが、ポケットごとにハンカチを用意しておくべき」だと述べた。

 また、劉暁明・駐朝中国大使は「花を売る乙女」の中国公演に際し同大使館ホームページに掲載した文で、「中朝親善関係を発展させ両国の人民の心を疎通させる文化使節」だとしながら、「互いに手をとり肩を組み歴史を継承して未来を開拓し、中朝親善関係の明るい未来のために努力していきたい」と述べた。

 一方、中国共産党中央委員会政治局委員で書記処書記の劉雲山宣伝部長は初公演の前に朝鮮文化省次官の崔昌一・ピパダ歌劇団団長と団員のもとを訪れ彼らを激励した。

 このほか、中国共産党中央委員会の王家瑞対外連絡部長、蔡武文化部長、中国共産党中央委員会の喬宗淮・外交部副部長らが公演を観覧した。

 また、崔鎮洙・駐中朝鮮大使と大使館メンバー、歌劇団メンバーらがともに公演を観覧した。

[朝鮮新報 2008.4.18]