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「同胞社会を大切に」

金成吉さん 朝青宮城県本部委員長

 朝鮮大学校政治経済学部法律学科を卒業し、朝青宮城県本部専従職員として働く。在学4年のときに行政書士試験に合格。現在は、資格を生かして同胞の会社設立や相続問題解決等の手助けをしている。

 胸の内には「東北地方の同胞コミュニティーを守っていかねば」との強い思いがある。「人がいても、それをまとめて引っ張っていく人間がいなくては力にならない。近年、在日同胞への同化圧力がいっそう強まっていく中、専従職員の存在は重要だ」。

 3年間の活動を通して、日本学校出身の同胞青年が朝青のイベントに参加し、朝青情報誌の編集委員になったのが最もうれしいと話す。「行政書士の仕事も、同胞たちが専従である僕を信じて任せてくれる。これまで同胞社会と組織に育ててもらった恩を忘れず、朝青員がもついろんな能力をもっと活かして、同胞社会のために尽くしていきたい」と希望を語った。(潤)

[朝鮮新報 2008.5.12]