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脈診法の「名医」

カン・ウナさん 高麗医学医師

 高麗医学に伝わる脈診法で患者の疾患を正確に診断、それぞれの体質に合う治療を施し多くの難治性疾患患者を治療した。27歳の若さだが、「名医」と呼ばれている。

 歴代の朝鮮医学書を原文で読破し、現代医学と高麗医学を融合した科学的な診断法と鍼、灸、吸玉、高麗薬による総合的な治療法を確立した。

 曾祖父の代から続く高麗医家系で育った。2歳の時から祖父に医学に関する古漢文と人体に数百ある鍼穴、薬草に関する知識を学びはじめた。

 清津医学大学博士院を卒業し現在、咸鏡北道清津市にある咸鏡北道高麗病院に勤務している。

 幼いころ祖父から聞かされた話が今でも忘れられないという。「生死をさまよう人を鍼ひとつで回復に向かわせた高麗医師の話。自分もそうなれるよう常に努力している」と話した。【平壌支局】

[朝鮮新報 2008.5.19]