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福岡ミニデイ「故郷」で活動

農中至さん 九州大学大学院人間環境学府学生

 九州大学大学院人間環境学府で社会教育について研究。福岡市の在日同胞集住地域・金平団地にある長寿の家「故郷」でスタッフとしても活躍している。

 在日朝鮮人生活史研究・調査の一環で朝青活動家の話を聞くため団地を訪れ、「故郷」と出会った。

 「せっかく出会えたのに、自分に何かできないだろうか?」−そう自問し「故郷」の活動を手伝い始めた。

 祖父母が筑豊の炭鉱で働いていたこともあり、朝鮮人の悲惨な暮らしについても話を聞いてきた。団地住民の生活、朝鮮学校についても関心を持っている。

 「日本の教育は在日朝鮮人について教えない。自分はまず在日の青年個々人と接したからメディアの偏見に囚われず、彼らの本当の姿を知ることができた」

 「故郷」と出会って約3年。今ではすっかり打ち解け、利用者、スタッフの信頼も厚い。(泰)

[朝鮮新報 2008.6.2]