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横浜 第46回朝・日友好展 313点の展示物 「朝鮮の感性に刺激受ける」

107人参加、1500余人が観覧

展示作品の一部

 朝鮮半島の自主的平和統一、朝・日両国の友好と連帯を望む芸術家と市民たちの文化交流−第46回朝・日友好展(主催=同運営委員会)が2日から8日まで、神奈川県横浜市の横浜市民ギャラリーで開かれた。

 48年の歴史をもつ展覧会には、今年も朝・日の芸術家と市民たち107人による絵画(94点)、彫刻・工芸(9点)、詩歌(詩14編、短歌114首、俳句17首)、書芸(45点)、写真(20点)など313点と、神奈川県下の朝鮮学校と日本学校の児童・生徒たちの絵画および書芸作品380点が合わせて展示された。

 展覧会に向けて松沢成文・神奈川県知事は次のようなメッセージを寄せた。

 「日本と朝鮮は隣国として、いにしえより交流の歴史を重ね、これまで朝鮮半島からもたらされた技術や文物によって、わが国の文化は大きな影響を受けてきた。日朝友好展は、わが国と朝鮮との市民同士の文化交流を深める貴重な機会となっている。互いの文化に触れ合うことは、多文化共生社会実現のため大きな意味を持っており、末永く続いていくことを願っている」

 48年もの長い間、伝統化されてきた展覧会に、今年は新しい風が吹き込んだ。絵画部門の初出品者が増えたのだ。運営委員の栗原治人さんは、「これまでの出品者に加えて、プロの画家である朴正文さんや村田恭一さんらが尽力してくれたおかげで、絵画教室の生徒さんたちが作品を出してくれた。他にも、神奈川朝鮮中高級学校の美術の先生も協力してくれた」とうれしそうに話した。会場の最も大きなスペースを占める絵画部門には、横浜はじめ日本の風景や朝鮮の名峰、花、果実、動物そして、幼い子どもの肖像画などが飾られていた。

 「舞」と題したチマ・チョゴリ姿の女性が舞う姿を描いた水彩画を出品した同運営委員会日本側代表の牧野英雄さん(画家)は、「東洋の文化を意識するようになって60年近く経った。隣国との文化的な交流の歴史は古い。日本の高松塚古墳壁画に描かれた女性像や、キトラ古墳の天文図などは高句麗の影響があると思われている。2000年の文化交流がある朝鮮を、日本は辛い目に遭わせてしまった。しかし、私はこれからも仲良くしていきたいと願っている。朝鮮の人たちは美術的に感性の高い、天性のものを持っているような気がしている。展覧会は朝鮮の人の作品から刺激を受ける良い機会となっている。日朝友好の展覧会を大切にしたい」と語った。

 会期中、会場には同胞、日本の市民など1500余人が訪れた。(文=金潤順、写真=文光善記者)

[朝鮮新報 2008.6.11]