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女性同盟西東京主催「在日同胞とわたし」 徐勝さんが講演

「統一時代をどう生きるか」

熱弁をふるう徐勝氏

 徐勝・立命館大学教授を講師に招いた講演会「在日同胞とわたし」が7日、女性同盟西東京結成60周年記念行事の一環として立川市女性センターアイムで行われ、同胞ら150人以上が参加した。

 場所が女性センターということもあり、会場には女性たちの姿が目立った。参加者はそれぞれ同氏の著書「獄中19年」「朝を見ることなく」などを読み、南の民主化と祖国統一の実現に挺身してきた徐氏のこれまでの活動に共感を寄せてきた人も多く、会場には熱気があふれていた。

 講演で同氏は、在日同胞を取り巻く情勢を分析しながら、民族の誇りを守り生き抜いた両親はじめ1世たちの歩みを大切にしようと訴え、万雷の拍手を浴びた。

会場を埋めた聴衆

 講演後、会場からは「日本のマスコミから目くらましにされていた状態から解放され、すっきりした道筋が見えてきたことがとてもうれしくありがたく思う。これからは、テレビを観ながら、一喜一憂しないようにしたい」(70代女性)、「統一時代に自分がどう生き、何のために生きるのかを考える良い機会になった」(20代男性)、「在日同胞たちが本当に厳しい情勢下で生きているという現実と1世たちが、不屈の力で守ってきた組織、民族教育がどんなに大切かを実感した」(50代女性)などの感想が寄せられた。また、もう少し話を聞きたかったと残念がる声もあった。

 講演会の後、同胞の店に場所を移して、同氏を囲み、今回の催し成功のために尽力した「4月会」(60歳以上の女性同盟顧問)会長をはじめ女性同盟、総連、青商会、朝青の役員らが出席して、焼肉を食べながら和やかな歓談が行われた。【女性同盟西東京】

[朝鮮新報 2008.6.23]