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「民衆の鼓動−韓国美術のリアリズム1945−2005」展

7月5日〜 府中市美術館で

「鳥よ鳥よ」金俊權

 南朝鮮の民主化運動を美術の力で支え、鼓舞してきた「民衆美術」の展覧会が7月5日から8月24日まで、東京・府中市美術館で開催される。

 南朝鮮が民主化運動や高度経済成長でめまぐるしい変貌をとげた1980年代以降の美術は、これまで日本には体系的に紹介されてこなかった。民主化運動と関係の深かったリアリズム系の「民衆美術」は、それまでのモダニズム芸術への反動であるとともに、当時の激動する南朝鮮社会を映し出す美術運動として現われた。そして、この民衆美術運動によってつちかわれた社会の現実や歴史に向き合う姿勢は、今日の南朝鮮現代美術の中にも息づいている。

 本展は、その知られざる「民衆美術」の全貌を初めて紹介する展覧会だ。韓国国立現代美術館の所蔵品をはじめ、絵画、版画、彫刻、写真、映像など約110点の作品で、1945年の解放から今日まで綿々と続いている南朝鮮におけるリアリズム美術の流れをたどる。これらの作品を通じて激動の時代をくぐりぬけた南朝鮮社会の素顔にふれることができるかもしれない。

 会期中は、講演会など関連イベントも催される。

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「ひとつになることのために」林玉相

 会期=7月5日〜8月24日

 休館日=月曜日(7月21日は開館)、7月22日(火曜日)

 開館時間=10〜17時(入場は16時半まで)

 観覧料=一般600円、高校生・大学生300円、小学生・中学生150円

 問合せ=TEL 03・5777・8600(ハローダイヤル)

 【関連イベント】

 講演会 7月6日「韓国民衆美術の歴史と現在」(針生一郎・美術評論家、金津創作の森館長、原爆の図丸木美術館館長)、7月20日「1980年代民衆美術と韓国リアリズムの流れ」(コ・ソンジュン・新潟県立万代島美術館主任学芸員)、8月3日「韓国と日本における美術の政治的リアリズム」(武居利史・当館学芸員)。いずれも14時から。講座室・無料・予約不要。

 学芸員によるギャラリートーク 7月21日、7月27日、8月17日、いずれも14時から。企画展示室・無料(企画展観覧料が別に必要)・予約不要。

 ミュージアムコンサート「韓国伝統舞踊」 8月10日、13時、15時。エントランスホール。

[朝鮮新報 2008.6.27]