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くらしの周辺−昨日も、今日も、明日も

 先日、ある講演会で聴いた「昨日も、今日も、明日も」という言葉がとても印象に残った。最近、三つの出来事でこの言葉をあらためて考えさせられた。

 一つ目は、新報で見たある記事。朝鮮サッカーの伝説的人物、朴斗翼氏と鄭大世選手の対面。1966年W杯で8強入りし世界を驚かせた名選手と、2010年W杯を目指し活躍する同胞選手の対面は、サッカー好きにとってはたまらないものだった。

 二つ目は、最近よく聞かれる言葉。「○○同胞拡大(地域)」「同胞○○(分野、世代別)拡大」。16日から全国各地で、新しい「同胞拡大」運動が始まった。民族愛に満ち、笑顔が絶えない同胞コミュニティーの姿。今年はもっともっと拡大しようとの声が聞こえてくる。

 三つ目は、講演会で聞いた話。今年は朝鮮民主主義人民共和国創建60周年を迎える記念すべき年である。1948年の創建時の姿が目に浮かんだ。創建祝賀大会、国旗掲揚闘争等の生々しい話に夢中になる。

 これら三つの出来事は、「昨日も、今日も、明日も」、朝鮮のサッカーは強い! 同胞コミュニティーの姿は変わらない! 祖国と在日同胞の関係は変わらない! ということを実感させてくれる。

 もちろん時代の変化に応じて、「変わらなくては」という言葉もよく聞かれる。しかし、時が流れ、世代が変わっても「変わらないもの、変わってはいけないもの」があるということをあらためて考えさせられた。

 「昨日も、今日も、明日も」。今年はとくにこの言葉を肝に銘じたい。(宋修日・朝青朝大委員会指導員)

[朝鮮新報 2008.6.27]