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「自身のルーツに誇り持って」

アレハンドロ・カオ・デ・ベノスさん 朝鮮親善協会委員長

 スペインに本部を置く朝鮮親善協会の代表団を率いて、建国60周年に沸く平壌を訪問した。

 訪朝回数は現在まで80回を超える。17歳から朝鮮との親善、連帯運動に関わってきた。2000年に結成され120カ国に約8000人の会員を持つ同協会の委員長として忙しい毎日を送る。インターネットを通じた情報発信から大小の国際会議、セミナー、デモなど活動は幅広い。

 当初は周囲から白い目で見られ、さまざまな妨害に遭うことも多かったという。「知人たちは去っていき、家族の猛反発も受けたが、今では私を認めざるをえなくなっている」。

 総連や在日朝鮮人についても関心が強い。「自身のルーツや歴史に誇りを持って、信念に忠実であってほしい。あなたがたの活動を支持する人びとは世界中にたくさんいる」とエールを送った。(相)

[朝鮮新報 2008.9.29]