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第31回「コッソンイ」作文コンクールに送る受賞者たちの声

「コッソンイ」に熱いエール

 朝鮮民主主義人民共和国創建30周年を記念してスタートした在日朝鮮学生たちの「コッソンイ」作文コンクールが今年で31回目を迎えた。1978年の開始から今日に至るまで、多くの人々の協力の下、一度の中断もなく続けられてきた。

 30年という歳月は、初期の受賞者たちが親となり、その子どもたちが応募対象となる長い歳月でもある。一世が築き、二世が守り継いできた民族教育の場で、その後代が朝鮮の言葉と文字を学び、民族の心を育てている。

 第31回「コッソンイ」作文コンクールの締め切りは15日。今も変わらず「コッソンイ」に熱いエールを送る受賞者たちの声を紹介する(※「コッソンイ」=朝鮮語で「花房」の意)。

●李友子・兵庫県 姫路市(第6回高級部韻文部門1等他受賞)

 「『コッソンイ』を読んでいると、生徒たちの明るい声が聞こえ、ハルモニの漬けたキムチの香りが感じられ、亡くなったオモニを偲んで涙を流す子どもの震える肩が目の前に浮かび上がってくるようだ。『コッソンイ』には、学生たちの日常生活と内面世界が生き生きと描かれている。

 5年前、娘の作品が掲載され、入選の喜びと共に母娘の筆跡が『コッソンイ』に刻まれたうれしさが胸いっぱいに広がってきた。今日まで30年間『コッソンイ』を熱心に守って来られた多くの方々に心より感謝と敬意を伝えたい。今後も40年、50年と、ウリ学生たちが朝鮮の言葉と文字を愛してくれることを切に願う」

●李鎮和・総連西東京町田支部委員長(第11回中級部散文部門1等受賞)

 「初級部3年生の時、クラスに『コッソンイ』入選者が転校して来て話題になった。『コッソンイ』入選は、当時子どもたちの憧れでもあったからだ。中級部3年の時、私は祖国で開かれた少年団国際キャンプに参加した時のことをテーマに、『コッソンイ』に応募した。その作品が1位に選ばれた。あの時祖国で出会った友だちはどうしているだろう。祖国の友に恥じぬよう、私も同胞のために働く活動家として、いつも胸を張って生きていきたい。そして、統一祖国と新しい時代の同胞社会の主人公となる子どもたちの明るい未来のために役割を果たしていきたい」

[朝鮮新報 2008.10.1]