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ニーズに合わせた公演

李允彰さん 東京朝鮮歌舞団新人団員

 9月24日、東京・浅草で行われた東京朝鮮歌舞団スペシャルディナーショー「未来へのハーモニー」で「メモリー」などを披露し、会場をわかせた。

 今年4月に入団した新人歌手。「朝鮮の歌を通じて、同胞たちに希望や喜びを与えたかった」と入団の動機を語る。

 歌を習い始めたのは高級部の時。平壌音楽舞踊大学(当時)の専門部を修了した。卒業後、「歌を本格的に学びたい」との一心で1年間学費を稼ぎ、朝大の音楽科に進んだ。

 たっての希望だった歌舞団での半年間の活動を通して、「いつでも同胞たちは温かく迎え入れてくれる。同胞たちが一緒に歌い踊る姿に胸が熱くなる」と話す。

 「笑顔を絶やさずに、同胞たちのニーズに合わせた公演をできるようがんばっていきたい」と目を輝かせる。(裕)

[朝鮮新報 2008.10.20]