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古朝鮮時代の石貨発見

 最近、黄海北道燕灘郡文化里でこれまでにない大きさの石貨が新たに発見された。

 これまで石貨と言えば、青銅器時代および古朝鮮時代全期に商品貨幣として用いられていた一般的な等価物として、厚さ2〜3センチの大きな板石を直径40〜50センチの大きさに丸く切り出して、真んなかに6〜8センチの穴を開けて作られたものと考察されてきた。このような遺物を石貨と呼ぶのは、その形が銅銭を連想させるばかりでなく、武器や労働用具を作る材料として使用価値が高いからである。

 新たに発見された石貨は、直径がおよそ125センチ、中央の穴の直径が22センチ、厚さが12センチで、これまで知られているもののなかでもっとも大きい。注目されるのは、この石貨が発見された周辺に50余基の檀君朝鮮時代の支石墓が並んでいることから、これらが檀君朝鮮時代の石貨であることを示唆していることである。

 この石貨は、檀君朝鮮時代の社会経済関係、とくに商品・貨幣の研究で非常に重要な意義を持つ。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2008.11.25]