�ﾞ健愛さん　女性同盟埼玉県本部顧問

　在日本朝鮮民主女性同盟（以下、女性同盟）の専従活動家として４０年間働いた。第一線を退いた今も、「組織を守る」との信念に変わりはない。

　「専従時代は何もできなかったから」と、絵画やチャンゴ、フルート教室に通い始めた。そこでも同胞女性との触れ合いを大切にしている。

　先日開かれた女性同盟埼玉・南部支部の絵画サークル「彩女会」の展示会には、「高原」と「源流」と題した２点の油絵を出品した。まっすぐ伸びた森の木の幹と、山の斜面をうねりながら休むことなく流れていく水の流れには、自身の生き方が込められているのか。

　「２０００年に初の展覧会を開いたとき、１世の同胞女性が『昔は女が油絵を描くなんて夢にも考えられなかった』と言った言葉が忘れられない。時代が変わり、女性が生き生きと自己表現できるのは素晴らしいこと」だと話していた。（潤）

［朝鮮新報 2008.12.1］