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埼玉 第2回彩女展 自然体でのびのびと

ギャラリーの様子

 埼玉県川口市のギャラリー&喫茶「茶色の小びん」で、11月18日から29日まで、「第2回彩女展」が開かれた。

 ギャラリーには、女性同盟埼玉南部支部・絵画サークル「彩女会」のメンバー9人の油絵19点が展示された。

 代表の黄君子さんは、「91年の発足から足かけ19年、地道にサークルを運営してきた。現在、メンバーの平均年齢は65歳。まったくの初心者たちが月2回、南部支部の事務所に集まり、絵筆を運んできた」と話した。

 黄さんの話によると、このサークルは青木分会の絵画教室としてスタートした。その後、会員の拡大に伴って、10年後には支部のサークルに発展したという。現在では、南部のみならず中部支部からの参加者や男性の参加者も加わり、会員数も11人に膨れ上がった。

 今展の出品作品のテーマは自由。会場には、「あねといもうと」(黄君子)、「春のめざめ」(李春枝)、「もう帰る時間?」(趙明姫)、「舞」(金l和)、「沖縄の海」(李清)、「水蓮」(崔淑恵)、滝(黄鎭成)などの作品が展示されていた。どれも威張らず自然で、のびのびした感じが心地よい。

 「メンバーの中には、仕事をしていたり、同胞との接触がなかなか持てないという人もいる。サークルは、そのような同胞たちが絵画という共通項を持って触れ合える意義深い場所になっている」(黄さん)

 今年6月からは、初の男性メンバーとして、総連埼玉県本部の黄鎭成副委員長が加わった。

 黄副委員長は、「たび重なる勧誘に負けて、女性たちのサークルに参加した。実際、サークルに身を投じてみると、いろんなことが見えてきた。同胞と肩を並べ、同じ目線で物事を見て考えること。サークルを通じたふれあいの中から、同胞たちの自然な息吹を感じることができる。それがサークルの魅力だ。サークル内ではまだまだ新人のひよっ子だが、これからも同胞たちと肩を並べて歩んでいきたい」と話した。(金潤順記者)

[朝鮮新報 2008.12.1]