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1世の精神を後代に

高碩準さん 総連板橋支部・成増分会長

 1世の精神が刻まれた伝統ある分会事務所を後代に引き継ぎたい−。総連東京板橋支部の成増分会で先日、事務所の改修作業が終わり、祝賀会の席で同胞らの気持ちを代弁しながら熱く語っていた高さん。

 「日本のマスコミ情報にも全くブレない」と分会の同胞らを高く評価する。大阪で生まれ神奈川で育ち、朝鮮大学校では物理・数学を専攻した。若い頃に商売を始め、愛族愛国運動に変わらぬ情熱を注いできた59歳。

 分会を何より大切にして、一軒一軒の訪問活動を重視する。同胞が集まれば楽しく、冠婚葬祭では助け合う、そんな分会を目指している。

 「日本で人間らしく生きていくための『温かい懐』がわれわれにはある。それが総連であり、同胞社会」。分会を次代に継承していく準備は少しずつ、着実に進んでいると、にっこり笑った。(東)

[朝鮮新報 2008.12.8]