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子どもたちと悩みを共に

徐千夏さん 養護教員として向き合う

 兵庫県尼崎市のウリハッキョと宝塚市内の日本の中学校で「養護教員」(非専従)として働く。

 広島朝鮮初中高級学校時代の体育教員時代に、障害をもつ子どもたちに接していたある日本の養護教員の姿に心を打たれた。「一人ひとりの子どもと向き合うひたむきさと温かさ、教員としての懐の大きさ…」。

 学校を一時休職して岡山の短大で2年間学び、「養護教員」の資格を得た。再び職場に戻り、ウリハッキョでは珍しい養護教員として汗を流した。数年後、結婚して宝塚に移り住む。

 そんなとき市の広報に「養護教員」募集の記事がでた。約30人の応募者のなかから一人選ばれた。いまは2つの学校の保健室を掛け持ちして不登校や悩んでいる生徒たちと過ごす。

 モットーにしているのは、「どんなことがあろうと最後まで話を聞く、そして秘密を守ること」。(粉)

[朝鮮新報 2008.12.22]