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兵庫県朝鮮人バレーカーニバル オモニ、生徒らが熱戦

各部門で熱戦が繰り広げられた

 第18回兵庫県朝鮮人バレーボールカーニバルが昨年12月23日、薬業鳴尾浜スポーツセンターで行われた。同大会は、バレーボール愛好家とバレーボール人口を増やすうえで大きな役割を果たしたのみならず、幅広い同胞が集まる場としても定着している。

 今大会には、4つのオモニバレーチームと中級部女子チーム、8つの初級部女子チームが参加した。

 オモニバレー部門は、内容が濃くオモニならではのプレーも飛び出し好試合が続いた。熱戦が続く中、見事優勝に輝いたのは、圧倒的な団結力と明るい雰囲気で他をしのいだ姫路西だった。

 中級部部門では、昨年の優勝校である尼崎朝鮮初中級学校が王者の貫禄を見せ、強力なスパイクで2年連続での優勝を果たし会場をわかせた。

 今大会でもっとも注目を集めたのは、初級部部門だった。

 1年間の練習成果を示す最後の場となる大会で、最初に注目を集めたのは強豪で知られる西神戸朝鮮初級学校を破った神戸朝鮮初中級学校だった。一方、昨年優勝した西播朝鮮初中級学校も強豪らしく順当に勝ち進み、見事2年連続で優勝した。

 初級部で特徴的だったのは、決して多くはない人数にもかかわらず、生徒たちが練習に励んできたということだ。それが試合に臨む選手やベンチで声援を送る選手たちの表情に表れていた。

 真冬の寒い時期に行われた大会ではあったが、見ている者の心を温かくする大会だった。【兵庫県朝鮮人バレーボール協会】

[朝鮮新報 2008.1.16]