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東京で08年度朝・日体育人新春懇親会 スポーツ交流は偉大な力

北京五輪イヤー 各界から170余人が出席し盛況

和気あいあいとした雰囲気の中で記念写真をとる朝・日のスポーツ関係者(8日、東京・京王プラザホテル)

 「2008年度朝・日体育人新春懇親会」が8日、東京都新宿区にある京王プラザホテルで行われた。懇親会には総連中央の裴益柱副議長兼民族圏委員会委員長、在日本朝鮮人体育連合会(体連)の鄭元海会長、鄭智海副会長、李清敬理事長と日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長をはじめとする朝・日スポーツ関係者170余人が参加した。

 和気あいあいとした雰囲気の中で行われた懇親会ではまず、鄭体連会長があいさつ。昨年、朝鮮女子サッカー代表がU−20選手権大会で優勝したことや現在、北京五輪に向け、女子サッカーはじめウエイトリフティング、ボクシングなど8種目の出場資格を得たと報告した。さらに、朝鮮大学校サッカー部が東京都大学リーグ加盟以来13年目にして関東大学リーグ2部に昇格、大阪朝高ラグビー部も大阪府代表として全国大会に出場し、ベスト16に入ったと述べた。

 同会長はオリンピックイヤーの今年、北南選手団の共同入場行進はもとより、北南応援団が西海線の「統一列車」で北京入りし、北、南選手団を共同で応援することになったと述べると会場からは割れるような拍手が送られた。

五輪イヤーの今年、北京の話題で大いに盛り上がった会場

 続いて竹田JOC会長があいさつに立ち、「スポーツを通じて、祖国の統一に尽力しているみなさんに敬意を表する」と述べた後、「6カ月後の北京五輪では貴国の選手団と国際親善に尽くしたい。また、2016年五輪の開催地に立候補している東京への協力をお願いする」と強調した。なお、この日、竹田会長あてに朝鮮の張雄IOC委員からメッセージが寄せられた。

 次にあいさつした日本サッカー協会の松本光弘特任理事は、「80余年の歴史を誇る関東リーグに朝鮮大学校が参加した意義は大きい。スポーツ交流の重要さと偉大な力をあらためて実感した。今後、その最高峰である元旦に行われる全日本サッカー選手権大会決勝戦に日朝のチームが対戦する日が来るよう期待したい」と述べた。

 また、日本女子ボクシング協会の山木敏弘会長があいさつし、「北の女子ボクシングはすごく強い。私たちは3年前に瀋陽で開かれた国際女子戦、一昨年、平壌での女子世界戦に続き、昨年は開城で開かれた女子世界戦に、ソウルからバスで南の500人の応援団とともに参加した。日朝の国家関係はなかなかうまくいかないが、女子ボクシングの交流は年々、友好と交流を深めてきた。今年は何が何でも北のチームを日本に招きたい」と力強く語った。

 懇親会では、朝大生でボクサーの金在鴻さん、愼泰和さん、総合格闘家の朴光哲さん、朝大サッカー部の崔竜海監督、6大陸最高峰の登頂に成功し、今年3月チョモランマ登頂をめざす登山家の鄭義哲さんが紹介され、大きな拍手を浴びた。(文=朴日粉記者、写真=盧琴順記者)

[朝鮮新報 2008.2.15]