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W杯3次予選初戦に出場 朝鮮代表の3選手

「在日同胞、祖国のために」

 サッカーの朝鮮代表がFIFA W杯2010年南アフリカ大会アジア地区3次予選グループCの初戦、ヨルダンとの試合(6日)を勝利で飾った。試合には安英学(29、水原三星ブルーウィングス)、梁勇基(26、ベガルタ仙台)、鄭大世(23、川崎フロンターレ)の3選手が出場、勝利に大きく貢献した。現在、東アジア選手権(〜23日、中国)に参加している3選手にW杯予選出場の感想、抱負などについて聞いた。

−W杯3次予選について

東アジア選手権出場に向け空港を発つ3選手(14日)

 安 アウェー戦で全体的なコンディションは厳しかった。試合内容ではヨルダンに負けていたが、貴重な一勝を挙げたことは大きい。

 梁 アウェー独特の雰囲気だった。あのような経験は初めてだったので、自分自身にとっては良い経験になった。チームメイトとは十分に意思の疎通をはかった。試合を重ねていけば連携は良くなるだろう。

 鄭 監督の狙いが当たりアウェー戦で勝てた。自分自身は思い通りにプレーできなかった。前線での連携、精度の向上が課題だ。

 安 会場に中近東独特の民族音楽が流れていて、選手は非常に緊張したと思う。とにかく守備を重視した。また、これまでの経験を生かし、カウンターにも注意した。

−抱負を

 安 W杯予選は勝ち点を重視するが、東アジア選手権ではゲームの質を上げたい。3月末に行われる南朝鮮との試合(W杯アジア3次予選の第2戦)には良い雰囲気で臨みたい。

 梁 しっかりとした守備からボールを獲ってチャンスへとつなげる朝鮮のコンセプトに合わせて、自分のカラーを出していきたい。東アジア選手権でのアピールが重要になる。とにかく朝鮮の力になりたい。前回、W杯予選のときに在日同胞の2選手が出場した。それをテレビで見ていて力をもらった。今回は自分がそのような舞台に立ち同胞たちに感動を与えたい。

 鄭 朝鮮の代表、在日同胞の代表として恥ずかしくないプレーをしたい。スポーツで他国と競り合う朝鮮の姿が在日同胞の一番の元気につながると思う。在日同胞、祖国人民らのためにがんばりたい。(李東浩記者)

[朝鮮新報 2008.2.20]