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朝大サッカー部OB会臨時総会 支援活動を活発に

 2005年7月2日に結成された朝鮮大学校サッカー部OB会は、06年12月に「東アジア大学サッカー親善カップ」を主催した。これに先立ち広範な同胞に呼びかけ募金運動を展開、同試合開催を前にグラウンドを人工芝に一新した。人工芝は朝大サッカー部の強化と発展のための重要なきっかけとなり、関東リーグ(2部)昇格をはじめとするレベル向上の支えとなっている。OB会では2月29日、「朝鮮大学校サッカー部OB会臨時総会」を朝鮮出版会館で開き、2009年3月のOB会第2回総会に向け会の事業を正常化させることで合意した。

2月29日に行われた臨時総会

 「強豪復活」に向け、05年に結成されたOB会の活動を軌道に乗せ、本格始動するために開かれた臨時総会には、OB会・李在昊会長代行、朝大・朴点石副学長、朝大サッカー部・金世炯名誉監督、体連・鄭智海副会長、琴栄進顧問、蹴球協会・李康弘理事長、各期の代表、主将らOBが参加し、会の役員補選と活性化に関する諸般の問題について討議した。

 臨時総会では、朝鮮サッカー協会副書記長として東アジア選手権に同行した李康弘理事長があいさつした。李理事長は、体系的な民族教育を受け育った同胞青年3人(安英学、梁勇基、鄭大世選手)が選手として、蹴球協会・金光浩副会長が朝鮮代表のコーチとして大会に参加しチームに寄与したと述べ、協会では在日サッカー界発展のため今後も尽力していきたいと述べた。

 続いて朝大・崔勇海監督が発言した。崔監督は、資格が与えられ6年目にして達成した関東大学リーグ昇格への道のりには、OBらが築き上げた伝統、そして体連、蹴球協会、各地朝高教員らの努力が下地にあったと感謝の意を述べた。昇格の要因はとりわけ、各朝高から優秀な選手が集まったこと、人工芝、朝大サッカー特設班などの環境整備、OB会の発足にあったと指摘。今後、2部リーグで2位圏に食い込み上部リーグを目指したいと語った。

 臨時総会では、李在昊会長代行をOB会会長に、OB会・金希鏡会長、体連・琴栄進顧問をOB会顧問に選出することが提起され、満場一致で可決した。

 朝大サッカー部10期の李在昊新会長(62)は就任のあいさつで、「まずは朝大が試合に勝てるよう、支援事業をしっかりと行いたい。OB会では、全国にいる卒業生を網羅し活動をさらに活性化させたい。みなさんの力を借りながら、今ある力でがんばりたい」と述べた。

 臨時総会ではまた、会費の徴収、4月6日から始まる関東リーグの応援、チャリティーゴルフコンペ、西日本地方OBらの集い、HP開設、会報の郵送、携帯電話への試合結果速報など情報提供を行っていくことで合意した。

 一方、朴点石副学長は朝大・孫志遠教員のサッカー部長就任、木蓮の花をモチーフにした応援旗が作成されたことなどについて報告した。(東)

[朝鮮新報 2008.3.5]