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九州朝高の鄭永一教員 サッカー2級審判員に

 九州朝鮮中高級学校の鄭永一教員(30、九州朝高サッカー部監督)がサッカー2級審判員試験に合格した。2008年度から2級審判員として活動する予定だ。県内や地域リーグでの活動が認められれば、2009年度にはJFL(副審)、Jリーグ(第4の審判員)で活動する可能性もある。現役の朝鮮学校教員としては東大阪朝鮮初級学校の宋弘錫教員以来、2人目となる。

 2月15、16日に鹿児島県南さつま市で行われた2級試験で鄭教員は、九州高校サッカー新人大会予選リーグの主審と副審を行い、面接も受けた。鄭教員は、持ち前の冷静さと運動量で高い技量を発揮し、試験官から高く評価された。

 鄭教員は、「各県代表クラスの対戦なので緊張したが、(合格は)2年間、福岡県内で地道に活動してきた成果だと思う。これからも審判活動を通じて、在日サッカー界発展のため貢献したい。そしてもっと大きなステージにチャレンジしながら、人間的にも成長したい」と話している。

 鄭教員は、2001年度に4級審判員として活動し、2005年度には3級審判員試験に合格。2006年に福岡県でトップレフェリーを養成するための講座(FAR)第1期生として毎月1回行われる講習会に参加してきた。鄭教員の審判技術と意欲が認められ、2007年度にはトレセンC(2級昇級を目指すグループ、福岡県内で9人)に所属し、福岡県から推薦され2級試験を受けた。【九州中高】

[朝鮮新報 2008.3.19]