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プロ格闘家・朴光哲選手 総合格闘技「DREAM」出場

軽快なフットワークで攻めた朴光哲選手(左、写真提供=DREAM)

 在日同胞プロ格闘家の朴光哲選手(KRAZY BEE所属、修斗初代環太平洋ウェルター級王者)が15日、さいたまスーパーアリーナで開催された総合格闘技新イベント「HEIWA DREAM.1ライト級グランプリ2008開幕戦」に出場し、ライト級トーナメント1回戦でノルウェーのヨアキム・ハンセン選手(フロントライン・アカデミー所属)と対戦、惜しくも判定で敗れた。

 朴選手の持ち味は、軽快なフットワークとコンビネーションを駆使した打撃重視の攻撃。対してハンセン選手は大きなパンチを放ち、投げ技で有利なポジションに持ち込み一本を狙う。

 ハンセン選手はグラウンドに持ち込み、朴選手の背後を奪いながら、首や胴を絞め顔面にパンチを与えるなど、流れるような連続攻撃を加えた。

 対する朴選手は、あわや一本負けの態勢に陥りながらも、そのつど巧みに抜け出しては立ち上がる。客席からは「クワンチョル!」と声援が飛んだ。

 打撃で活路を開きたい朴選手だったが、決定打を与えられないまま試合終了。0−3の判定で敗れた。

 試合後、朴選手は「相手に飲まれてしまった感じ。投げ技は強烈だった。ジャブとストレートを当てていきたかったのだが…」と、くやしさをにじませた。

 全国ネットでテレビ放映された試合の模様を同級生はじめ多くの同胞が観戦した。初めて朴選手の試合を観戦したある同胞女性は「不利な態勢でもあきらめずに何度も立ち上がる姿に感動した」と興奮気味に語った。

 次戦の予定は未定だ。(泰)

[朝鮮新報 2008.3.19]