大阪朝鮮高級学校ラグビー部OB会と父母会が大阪府下すべての朝鮮初中級学校に１５０個のラグビーボールを寄贈した。

　OB会では数年前からラグビーボールを寄贈してきたが、昨年、大阪朝高ラグビー部が「全国大会」に出場したのをきっかけに、父母会と協力し寄贈することになった。

　１２日、生野朝鮮初級学校で行われた寄贈式では、OB会と父母会の代表ら、同校教職員と高学年生徒、関係者らが参加した（写真）。

　寄贈式では、OB会の金衛会長が生徒代表にラグビーボールを手渡し、在日本朝鮮人闘球協会の南秀明副会長（OB会初代会長）が「ラグビーボールで楽しく遊んでもらいたいし、ラグビーに興味を持ってもらいたい」とあいさつした。同校の李英敏校長は、「昨日までサッカーボールでラグビーをしていた生徒らも、今日からは思い切りラグビーボールで遊べる」と述べ、OB会と父母会代表らに感謝の意を表した。

　南秀明副会長は、「今後、立派なラグビー選手が輩出され、彼らが朝鮮学校の優位性を広めてくれたらうれしい」と期待を示した。

　OB会と父母会では、ラグビーを広く普及するため、ブログ（OB会：http://rugbyoyaji.blog108.fc2.com/、父母会：http://happy.ap.teacup.com/pumoobkai/）を開設するなど活動している。（松）

［朝鮮新報 2008.3.19］