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第15回記念オープン「ワンコリア大阪囲碁大会」 参加者からプロ棋士も輩出

「権威ある立派な大会に」

 第15回記念オープン「ワンコリア大阪囲碁大会」が13日、大阪府吹田市のアルプス江坂囲碁センターで行われ、110人の同胞囲碁愛好家が参加した。

110人の愛好家が参加した

 「ワンコリア大阪囲碁大会」は、大阪朝鮮囲碁協会(蔡行雄会長)とコリア大阪囲碁協会(鄭鉉権会長)の共催で15年間、一度も途切れることなく行われ、15回目の節目を迎えた。記念大会として行われた今大会には、これまで長年、親睦交流を重ねてきた生野区役所職員、東大阪市内の教職員をはじめとした日本人士、京都、兵庫の同胞たちも参加した。総連大阪府本部の夫永旭副委員長、在日本朝鮮人囲碁協会の崔鐘洛会長、民団大阪府本部の金漢翔団長らがともに参加した。審判長として関西棋院の金秉民七段、ゲストとして清成哲也九段を迎え、指導も受けた。

 開会式では、主催団体の両会長があいさつし、名人戦で過去通算5回以上優勝した金泰圭氏を名誉名人として表彰した。

 昼食をはさんで、名人戦、各段、級位戦に分かれ4〜5局打ち、スイス方式による熱戦が繰り広げられた。参加者たちは、団体の所属や国籍の違いなど忘れ勝敗の行方に一喜一憂。終始、友好的な雰囲気の中で対局が行われた。また、コンピューター対局コーナーも設置されるなど、趣向を凝らした大会となり大いに盛り上がった。

 閉会式では入賞者が表彰され賞品が授与された。また特等、最年長、最年少、女性賞など多くの表彰があり、豪華賞品が当たる抽選会も行われた。

 清成九段は「第1回大会から協力してきた。小学生の頃にこの大会に参加した河少年がプロ棋士になり、今や一流入りしようとしている。そんな有能な人材をも輩出した権威ある立派な大会に育った」と感慨深げに語った。

 ある日本市民は「日朝友好の一翼を担うすばらしい大会だった」と振り返った。また、ある同胞は「15回目の大会、準備期間も含め17年間もよくぞこれまで継続してきた。協会役員、大会関係者に敬意を表したい」と述べた。【大阪朝鮮囲碁協会】

[朝鮮新報 2008.7.23]