ボクシング競技には東京朝鮮中高級学校、大阪朝鮮高級学校、神戸朝鮮高級学校から６選手が出場する。会場となった草加市の獨協大学３５周年記念館アリーナでは２９日、１回戦が行われた。

　フェザー級１回戦には東京朝高の徐将希選手（高３）が出場した。（他の５選手は２回戦から）

　徐選手は丸子修学館高（長野）の小山翼選手（高２）と対戦。ワンツーを上下に打ち分け、ボディに効果的なパンチを当て序盤からペースを握った徐選手は、１ラウンド終了間際と２ラウンド序盤にダウンを奪い、そのままRSC勝ち（２R５７秒）を収めた。

　試合後、徐選手は「緊張していたが、相手が向かってこないので積極的に攻めていった。今日は縦の動きしかできなかったので明日は横の動きも加えて攻めたい」と２回戦への意気込みを語った。

　会場では３校のボクシング部員や関係者、埼玉や東京の同胞らが声援を送った。

　２回戦は３０日、同会場で行われる。３校の６選手全員が挑む。（泰）

［朝鮮新報 2008.7.29］