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〈北京オリンピック〉 開会式 朝鮮選手団 大歓声のなか入場

 【北京発=李東浩記者】第29回夏季オリンピック競技大会開会式が8日午後8時(現地時間)、北京の国家体育場で盛大に行われ、朝鮮選手団も大歓声のなか入場行進した。

大歓声の中、入場行進する朝鮮選手団

 中国の胡錦濤主席、朝鮮最高人民会議常任委員会の金永南委員長をはじめとする80カ国以上の国家首脳と約9万1000人の観客の参加のもと行われた開会式では、中国の文化と歴史、そして今大会のスローガンである「一つの世界、一つの夢」(One World, One Dream)が華麗な歌と踊り、迫力ある花火や電飾などで壮大に表現された。

 開会式2部では、ギリシャ選手団を先頭に各国・地域の選手たちが入場した。

 朝鮮選手団は現地時間午後10時52分(日本時間午後11時52分)、181番目に入場。会場は大歓声に包まれた。

 朝鮮の国旗を高らかになびかせる朝鮮選手団のパン・ムンイル役員を先頭にした選手団は、威風堂々とした足取りで力強く行進。笑顔で手を振りながら大歓声に応えた。

 選手団には、在日本朝鮮人体育連合会の李学宰副会長(在日本朝鮮人ボクシング協会会長、朝鮮ボクシング協会副委員長)の姿もあった。

 朝鮮は今大会11競技に63人の選手たちが出場する。選手団は総勢136人。

 最後に開催国・中国が入場した後、北京オリンピック組織委員会の劉淇会長、IOCのジャック・ロゲ会長があいさつし、胡錦濤主席が北京オリンピックの開幕を高らかに宣言した。

 続いてオリンピック旗が掲揚され、聖火ランナーが入場した。聖火の最終走者は、スタジアムを一周する巻物が映写されるなか、空中を駆け、聖火台に火を灯した。ギリシャ・オリンピア遺跡で3月24日に採火された北京オリンピックの聖火「約束の雲」は、平壌を含む世界各地、13万7000キロを経て北京の国家体育場に運ばれ、聖火台に灯された。

 北京オリンピックには史上最多204の国と地域から約1万6000人の選手が参加し、28競技で302個の金メダルをかけて競われる。

[朝鮮新報 2008.8.11]