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〈インターハイ・競泳〉 京都中高・蔡知怜選手 200メートル平泳ぎで決勝進出果たす

来年は入賞を

初めて予選を突破した蔡知怜選手

 京都朝鮮中高級学校の蔡知怜選手(高2)が、埼玉・川口市青木町公園総合運動場プールで行われた全国高等学校総合体育大会(インターハイ)の競泳・女子平泳ぎ200メートル(17日)と100メートル(20日)にそれぞれ出場。200メートルで決勝進出を果たすなど、昨年を上回る成績を挙げた。

 「同胞たちの期待に応えたい」と昨年よりも高い目標をもって大会に臨んだ蔡選手は、200メートル予選を52人中8位の2分33秒61のタイムで突破した。インターハイでの決勝進出は初めて。

 決勝でも力強い泳ぎを見せた蔡選手だったが、予選タイムをわずかに下回り10位(2分33秒69)。入賞までのタイム差は0.5秒だった。

 一方、100メートルでは1分13秒47のタイムで予選落ちとなってしまった。

 競技を終えた蔡選手は、「自信はあまりなかったが、自分の泳ぎができれば決勝に行けると思っていた。来年は決勝でもっと良い成績を残せるようにしたい」と語った。

埼玉の同胞、活動家とともに

 升田哲雄コーチは「ベストに近いタイムで、目標にしていた決勝にも進めたのでまずまずの結果だ」と語った。

 昨年の200メートルの成績は2分36秒62。今年はタイムを約3秒縮めた。さらに3秒縮めると入賞が確実になる。来年への期待が高まる。

 升田コーチは「次のステップを目指すには、基礎体力を強化しスピードアップを図らなければならない。厳しい練習に耐えられるよう筋力アップとメンタル強化が必要だ」と課題を挙げた。

 競泳競技は、北京オリンピックでの日本選手の活躍もあり、大きな盛り上がりを見せた。そんな中、京都から来た朝高生を応援しようと、埼玉の同胞らが会場に足を運んだ。試合後、蔡選手や升田コーチらを激励した。(泰)

[朝鮮新報 2008.8.27]