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「ザ・おやじファイト」に在日同胞が出場

5人のおやじ≠ェ熱戦

1RKOを果たした姜正雪選手(左)

 「2008ザ・おやじファイト!」チャンピオンカーニバルと日本VS在日コリアン対抗戦が2日、東京の後楽園ホールで行われた。

 「ザ・おやじファイト」は、ボクシングで汗を流す33歳以上の「戦士」たちが、日頃の鍛錬の成果を家族や友人、同僚などに発表する場として始まったイベント。R−33(33〜47歳未満の練習生と元プロ選手)、R−47(47歳以上の練習生と元プロ選手)、OFB(33歳以上で、元プロA級ライセンスを所持していた選手とアマでトップクラスの戦績を残した選手)の3つのカテゴリーに分け、年間を通じて試合が行われている(来年からはカテゴリーが若干変更)。

 また、OFBのチャンピオンには在日の選手が多く、学生時代の熱い思いを胸に現在もリングに立ち続けている。対抗戦には、姜正雪(37)、鄭日究(44)、辛輝彦(43)、申徹夫(46)、姜龍進(35)の5人が出場し、日本の選手と熱戦を繰り広げた。

「ザ・おやじファイト」に出場した同胞ら

 一番手に登場した姜正雪さんは、地元青商会をはじめとする同胞たちからの声援の中、相手選手を1RでKOし場内を沸かせた。姜さんに続けとリングに上がった鄭さんは、果敢に攻め込むも惜しくも判定負け。辛さん、申さんも惜敗したが、姜龍進さんは終始攻勢をかけ判定勝ちを収めた。

 姜正雪さんは、「たくさんの声援を受けながら、KOすることができてうれしかった。友人をはじめとする多くの同胞の存在の大切さを改めて実感できた」と感想を述べた。

 鄭日究さんは、「負けて悔しい。13キロ減量し、参加できただけでも当初の目標は達成したことになるが、できることなら勝ちたかった」と語った。

 辛輝彦さんは、「朝高卒業以来、久しぶりにリングに上がることができてうれしかった。また、多くの同胞が声援を送ってくれたのもうれしかった。チャンスがあればまた挑戦したい」と微笑んだ。(松)

[朝鮮新報 2008.11.5]